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今日もりそなちゃんは病院で人工透析を受けに行きます。
主治医の竹中先生はいい年なのにサラサラヘアーでちょっとキモくて苦手です。
そんな鬱な気持ちで病院の待合室にいると、誰かが声をかけてきます。
目をあげると、それは数年前に家族もろともすっごい交通事故にあった柘植さんでした。
「あれ、柘植さん。もう歩けるんだ。じゃあ退院できるんだね?」
りそなが嬉しそうに話しかけましたが、柘植さんは口元だけで笑いながら言いました。
「でも、お父さんもお母さんも死んじゃったから里子にだされるんだ」
「・・・」
「それもお姉ちゃんは北洋さん家で、僕は中信さんのところ・・・」
「・・・」
何も言えないでいるりそなを置いて、柘植さんは中信さんに手を引かれて行ってしまいました。
「私はまだ幸せなのね・・・」
少し勇気がわいたりそなは、「よしっ」と独り言を言うと竹中先生の部屋へ向かいました。
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